SongChang

泥臭く人間臭く

安心購入

 2020/1/31 サンタナゲストハウス

 

今日はイスラムの聖なる金曜日。街のあちらこちらでムスリムの礼拝が行われ、アザーンが一日中蒸し暑い空気に響き渡る。インドの約15%がムスリム教徒だと宿のオーナーのトシさんが話す。ヒンドゥー教は牛を食べないがムスリム教は牛を食べる。こんなにも狭くごった返した小さな街で、こんなにも真反対が共存している街はインド以外にあるのだろうか。牛を捌く目の前の通りでは風呂敷の上で丁寧にアッラーにお務めをするムスリム教徒。

SIMを買いに行った。そこの店主は足にギプスをはめて簡易イスに腰を下ろし優雅にチャイを飲んで談話していた。「かゆい?」と聞くと「すごくかゆい」と言った。やはりギプスというものはかゆいのか。

お金で人は動く。まるでお金をもらった者は「へぇ、どういたしましょうか」と言った様子で主人の様に扱う。私は安心を金で買ったのだ。

屋台で1パック20本ほど入ったビディを購入。安っぽい葉っぱで巻かれた、香りもいかにも安っぽい。今の私にはこの1つ20ルピーのビディがpeace缶の様に輝いて見える。格別。

昼は街をただただ歩いた。路面電車の線路が続く限り歩いた。路面電車の凸凹をくたびれたサンダルで沿って歩いた。終わりも始まりも無い様に思えて日が暮れたことに気づいた。急に寂しくなって宿へ戻った。

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実は2月8日にスマホを猿に取られたという話はまた今度に温めておきます。

そのため、それまでの写真がほぼ無いです。(余談)

この旅で何度も何度も繰り返し、まるでお経の様に聞いていたBrian EnoのAmbient 1/Music For Airportsの中から一曲。

繊細かつ神聖なメロディに未だ心を奪われたままです。喧騒の中でイヤフォンから流れる音に酔いしれ、時よりひとりぼっちになってみるのもいいのでは無いでしょうか。

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残念ながらただいま閉店中とのことです。

コルカタに訪れた際は是非、トシさんの冴えたお話を

 

 

ではまた:)